Partly cloudy with rain

奈落の底からサラリーマン。何とか部長をやってます。

高橋幸宏さん逝く


 

高橋幸宏さんが亡くなったニュースを目にした。

高橋幸宏さんといえばイエローマジックオーケストラYMO)のドラムとボーカル担当。

まだ子供の頃のわたし。

音楽といえばアニメ音楽かヒーローもの音楽。

フィンガーファイブ、キャンディーズ、ピンクレディ、天地真理などのアイドル音楽。

それはそれで日本の音楽は優れていたと今でも思う。

そしてわたしもせいちょうしてくるとアリスやオフコース贈る言葉、なんて聴いていた。

そしてまだ小学生だったわたしも楽器を手にする。

中学にあがるとわたしを取り巻く音楽シーンは、変わってくる。

アイドルはイヤ。フォークもイヤ。

聴くものがなくなってくる。

そこに現れたのがYMO

確か偶然NHKの特番を見たとき、3人の人が赤い装束に包まれインタビューされている。

インタビューされるがまともに返さない。

喋らないのだ。

「なんだ?この人たち」と思った。

そして演奏場面。曲は「ライディーン

スゲー曲だと思った。ドラムが細かくて速くて人間業には思えなかった。

そこからわたしはYMOに傾倒していった。

そしてYMOでもドラム担当でライディーンを作曲した高橋幸宏さんが1番のお気に入りとなった。

わたしの人生のお気に入りの音楽シーンの最初のページを書いてくれたのが、高橋幸宏さんだったのだ。

その後、わたしは並行して高中正義さん、RCサクセションなどを聴いていく。

特に高中正義さんは元、サディスティックミカバンドのメンバー。

そこには高橋幸宏さんもいた。

何かわたしの音楽センスは間違ってないみたいな勘違いをしたのを覚えている。

そんな高橋幸宏さん、

2年前に病気になられた。

再び戻ってドラムを叩く姿を想像していた。

しかし叶わない。

類い稀な音楽センス、そして人民服やテクノカットなどを生み出したファッションセンス。

素晴らしい才能を持って現世で活躍してこられた。

喜びや楽しさが多い人生だったのではと想像したくなる。

羨ましい限りでもあった。

元々馬車馬のように働くタイプには見えなかったけど

安らかに眠っていただきたい。

わたしの音楽シーンの礎をいただいてありがとうございました。

ご冥福をお祈りします。